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SIerから自社開発へ転職するには?失敗しない準備
対象:SIer・受託開発・SES経験者 / 読了目安:8分
SIerから自社開発へ転職したい場合、単に「自社開発に行きたい」と伝えるだけでは不十分です。企業側は、プロダクトを継続的に改善できる人材かどうかを見ています。
自社開発企業が見ているポイント
SIer経験者は、設計力、顧客折衝、品質管理、業務理解を評価される可能性があります。一方で、自社開発企業では以下の観点も見られます。
- プロダクトの改善サイクルに関心があるか
- ユーザー課題や事業成果を意識できるか
- 仕様が曖昧な状態でも自走できるか
- 技術的負債や運用課題に向き合えるか
- チーム開発の中で建設的に提案できるか
SIer経験を自社開発向けに言い換える
SIerでの経験は、自社開発企業にも通じる要素があります。ただし、伝え方を変える必要があります。
| SIerでの経験 | 自社開発向けの見せ方 |
|---|---|
| 要件定義・顧客折衝 | ユーザー課題を整理し、仕様へ落とし込む力 |
| 詳細設計・実装 | 保守性を考慮しながら機能を実装する力 |
| テスト設計 | 品質を担保し、リリース後の不具合を減らす力 |
| 障害対応 | 原因調査、影響範囲確認、再発防止を行う力 |
| 進捗管理 | チーム開発で納期と品質のバランスを取る力 |
転職前に補強したいスキル
自社開発企業では、実装力だけでなく、運用や改善に関わる知識も評価されやすくなります。すべてを完璧にする必要はありませんが、以下のうち不足しているものを確認しておきましょう。
Pull Request、レビュー、ブランチ運用の経験を説明できるようにします。
AWS、GCP、Azureなど、利用経験があれば構成や役割を整理します。
テスト自動化やデプロイフローに関わった経験があれば強みになります。
なぜその機能が必要なのか、ユーザーや事業側の観点で説明できると評価されやすくなります。
ポートフォリオは必須ではないが、あると説明しやすい
実務経験があるエンジニアの場合、ポートフォリオより職務経歴のほうが重視されるケースも多くあります。ただし、業務で使っていない技術に挑戦したい場合は、小さな個人開発が説明材料になります。
重要なのは、見た目の豪華さではなく、技術選定の理由、設計上の工夫、改善した点を説明できることです。
企業選びで確認すべきこと
「自社開発」と書かれていても、働き方や開発体制は企業によって大きく異なります。応募前や面談時には、以下を確認しましょう。
- 開発チームの人数と役割分担
- エンジニアが仕様検討に関われる範囲
- 技術的負債への向き合い方
- リリース頻度とレビュー体制
- 評価制度とキャリアパス
失敗しやすい進め方
SIerから自社開発へ転職する際、よくある失敗は「自社開発ならどこでもよい」と考えてしまうことです。事業フェーズ、開発文化、求められるスキルが合わないと、入社後にミスマッチが起きます。
求人票だけではわからない部分もあるため、ITエンジニア転職に詳しいサービスで、候補企業の特徴や自分の経験との相性を確認しておくと安全です。
SIer経験をどう評価されるか、応募前に確認しましょう
自社開発、ITコンサル、社内SEなど、現在の経験から狙える選択肢を整理することで、転職活動の精度が上がります。
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